February 21, 2007

スペイン・マヨルカ島出張

毎日の生活が大家と戦っているだけでないので、ちょっと違う話題で日記を書くことにしました。

今月初め出張でスペインのマヨルカ島に行きました。生物多様性保全関連の会議でしたか、なぜマヨルカで?というと、ただたんに、オフシーズンで飛行機代・ホテル代が安いから。主催者が参加者全ての費用持ちの会議だったので、こうなりました(ちなみに、私が所属する機関が主催者ではありません!)。

海沿いにレストランやバーがたくさんあるのですが、だーーれもいませんでした。ゴーストタウンみたいで、ちょっと寂しい。
でもおかげさまで、半日だけPalma de Mallorcaの街を観光することができました。




最初の写真は、すこし遠くから見た、大聖堂。 この中のチャペルの一つに、最近、Miquel Barceló Artiguesという有名なスペインの芸術家が、手を加えたそうです。すごく不気味でした。 一部分のアップです。

February 13, 2007

大家との戦い (3)

3、問題になっていること:水漏れ、汚れ、家具

前回の1、で入居時と退去時の借家現状書がほぼ同じであるということと、2、で私が配偶者と犬と一緒に住んでいたことを大家が知らなかったとしても、これは問題となりえないということを説明しました。

それなのに、敷金は法律で決められている「2ヶ月以内に返さなければならない」という期間を過ぎても戻ってきませんでした。そこで3ヶ月後に私は「敷金を返してくれ」という手紙を書きました。

これに対して来た大家からの手紙には、色々ごちゃごちゃと書いてありました。
① 退去時のアパートがとても汚い状態だった
② 大家の許可無しで犬を飼っていた
③ 備品がいくつかなくなっている
④ 水漏れのおかげで、床を修理しなければならなかった
⑤ 上記①~④のせいで、次の人にアパートをすぐ貸し出せなかったので、3か月分(3000ユーロ以上)の家賃のロスがあった。

したがって、敷金を返すわけにはいかない。むしろ、敷金以上のお金を請求しないだけで、感謝するべきである。自分の起こした無責任な行動に、責任をとれ、など。。。結構ひどい内容の手紙でした。

ここで、水漏れについて、簡単に説明します。確かに、2005年末に水漏れがおきて、アパートの床(フローリング)が歪んでしまいました。でも、わたしはきちんと保険会社に申告しましたし、退出後には直接連絡とれるよう、保険会社と大家の橋渡しもしましたので、私には責任がないはずです。

ここで、2か月分の敷金(2200ユーロ:約33万円!)をあきらめるわけにはいかないので、私は何をしたというと、職場に来ている無料弁護士に相談しました。ここまで、2006年9月ごろです。

January 24, 2007

大家との戦い (2)

2、問題になりうること:ペットをアパートで飼う

我が家は愛犬のラブラドールと一緒に住んでいます。日本からつれてきました。日本では「ペット可」の物件を探すのにとても苦労したので、フランスでも大変なのかな、と心配していました。で、アパートを探す際、不動産屋にきちんと説明しました:「大人二人と、犬1匹で住める、1ベッドルームのアパルトマンを探しています」。

後でわかったことですが、この不動産屋、全然これを大家に説明していなかったようです。つまり、大家は私がアパートを出るまで、私は一人でここに住んでいると思っていたようです(最後まで、mademoiselle と呼ばれていました)。まあ、それは別にいいのですが。

でも、この不動産屋が大家にきちんと説明したかしていないか確認するということはそれほど重要ではありません。なぜなら、フランスの法律で、全ての借主には、動物を飼う権利が認められているからです。私が借りたような、meublee(家具つき)のアパートなどだと、「犬禁止」というように広告に出ている場合が多いのですが、たとえ賃貸契約書に「犬禁止」という条項があったとしても、それは無効なんだそうです。

また、日本のように契約書に、この部屋には誰々が住むと記さなければならない場所はありません。 ですから、私が ①配偶者と ②犬と 一緒に住んでいたことを大家が知らなかったとしても、これは問題となりえない、ということです。

December 8, 2006

大家との戦い (1)

1、一番重要なもの: 入居時と退去時の借家現状書

アパートに入居する際、「借家現状書」(etat des lieux) という書類を大家とつくります。各部屋の床、壁、天井、ドア、窓、その他備品(暖房、インターコムなど)それぞれについて、「良い状況」「普通の状況」「悪い状況」という風に、チェックします。 これを退去の際、入居時につくった etat des lieux と照らし合わせ、現状確認をします。

この書類はおそらく、大家との関係で2番目(契約書の次ですね)に重要なものですので、きちんとしておく必要があります。重要なのは、入居・退去両方の際にたいしたもので無いと思った事項でも、気がついたら必ずこの現状書に記入しておく、ということです。

私の場合、入居の際と退去の際の etat des lieux が、ほぼ同じだということがポイントです。つまり、入る前からアパートはそれほど良い状況でなかったということと、出たときもそれほど状況が変わっていなかったこと。

一つだけ大きく違ったことは、私が住んでいた際、水漏れによるダメージがあったということ。でもここはフランス・パリ、19世紀に建てられた建物がほとんどですから、水漏れなんてしょっちゅうあります。ですから、入居時に必ず住居保険に入るんです。 水漏れについては将来(3)で詳しく書きますね。

今日のレッスン:etat des lieux はとても重要な書類ですので、しっかりしておきましょう。

December 6, 2006

大家との戦い (序編)

今、前住んでいたアパートの大家ともめています。問題は、彼が caution (敷金)を返してくれないのです。日本の場合は敷金は返ってこなくて当然という認識ですが、フランスでは原則として、返ってくるはずなんです。でも、特に外国人相手の場合、返さない悪徳大家がたくさんいるようです。日本人は特にそう。

私は幸いにもまだパリにおりますので、返ってくるまでとことん戦うつもりです。

この戦いについて、下記のポイントに分けて、記していきたいと思います。
1、一番重要なもの: 入居時と退去時の借家現状書 (etat des lieux)
2、問題になりうるもの:ペットをアパートで飼う
3、問題になっていること:水漏れ、汚れ、家具
4、トラブルが起こったら:無料弁護相談所
5、今後のステップ:調停者、簡易裁判所

現在進行中の問題なので、もしかしたら順番が変わるかもしれません。

December 4, 2006

イラクの湿地

先日、イラク湿地復元の作業に関わっているイラク水資源省の人が、職場でプレゼンテーションをしました。

1970年代以降からフセイン元大統領が、湿原干拓工事や運河を建設し、湿地を干上がらせたそうです。農業用地とするためにということですが、湿地の周りに住んでいた人々(Marsh Arabs)を追い出す目的もあったようです。約9,000 sq kmの湿地が砂漠の状態になりました。

そして、2003年以降、UNEP(国連環境計画)が日本の寄付金によって回復作業を始め、現在では湿地の約40%が回復されたようです。 でも、生物多様性回復や、戻ってきた住民の生活が元に戻るには、あとだいぶ時間がかかりそうです。

戦争や殺人などがメディアでハイライトされる中、環境に対する犯罪はあまり取り上げられませんね。 気候変動に対して何の取り組みをしないブッシュ大統領やハワード首相も誰か逮捕してほしいです。

November 30, 2006

マダガスカルのストリートチルドレン

先日、友人が立ち上げたNPO、Déchaîne ton Cœur(意訳:君の心を開く)の総会に行ってきました。

この団体は、マダガスカルのストリートチルドレンに安全な場所で食べ物を与え、そして教育を受けることができるよう(きちんと学校に行かれるよう、ノートや洋服などを供給したり、勉強を助けてあげる)助ける団体です。また、スポーツなどの課外活動を通じて学校をより楽しくさせてあげるのも目的のひとつのようです。まだサイトは立ち上がっていないようですが一応URLは http://www.dechainetoncoeur.fr/

この団体の会員になるための会費は年間30ユーロ(約4500円)。このうち20ユーロは、マダガスカルにあるNGO、Graines de bitume (意訳:アスファルトの子供)が直接使うそうです。この20ユーロ、マダガスカルの子供一人に一年間食べ物を与え教育を受けるために必要な金額なんだそうです。

ちなみに、パリで毎日レストランで昼食に使うのは平均15ユーロ。やるせない。