February 24, 2009

仕事復帰

明日から仕事へ復帰します。とりあえず2ヶ月間はパートタイム(半日勤務)で、そして June が6ヶ月になる4月末からはフルタイムで。彼女を置いて仕事に戻るのは複雑な気持ちですが、ようやく彼女を預けるところも見つかり、ほっとしています。


日本を含む世界のメディアでは、フランスは育児のサポートがしっかりしているから女性も仕事を続けながら赤ちゃんを生むことができる。だからフランスの出生率はヨーロッパ一高い、というように言われています。しかし、実際には June を預けるところを見つけるのは大変でした。妊娠6ヶ月から情報収集を始め、実際に決まったのは2週間前。ちょっとストレスフルでしたね。

パリで赤ちゃんをフルタイムに預かってもらうオプションとしては:


  1. Creches : 保育園。これには creches collectives と creches familiales があります。私の理解では、前者は大人数の赤ちゃんを一つの場所で預かる場所。後者は assistantes maternelles という保育園に雇われている保育士さん(直訳は「お母さんのアシスタント」)が、2-3人の赤ちゃんを各自の家で預かり、1ヶ月に1,2回 creches collectives のようにみんなで集まる。両方とも2ヶ月半の赤ちゃんから預けることができます(フランスの産休は出産前6週間出産後10週間の計16週間なので)。

    保育園は区立(creches municipales)のものと私立(creches associatives)のものがあります。区立のは妊娠6ヶ月の時に申し込みをしなければなりません。年に3回くらい空席を埋める委員会があります。Creches は値段もリーズナブル(親のサラリーによって費用が変わる)ですが競争率がとても高く、我々は預ける枠に入ることができませんでした。話によると、我々が住んでいる区では4人に1人の赤ちゃんの枠しかないそうです。住んでいる区には8つほど私立の保育園があるようですが、我々は区立の保育園しか連絡を取りませんでした。
  2. Assistantes maternelles independentes : 独立している保育士さんが、自分の家で2-3人赤ちゃんを預かります。これは PMI (Protection maternelle et infantile) が管轄しています。パリ市による訓練を受け、各区の PMI がリストを管理しています。値段的には creches より高くかかります。私は何人かの assistantes maternelles の家を訪問したのですが、いまいちいいと思える人が見つかりませんでした。場所もかなり我が家から離れていて、交通の便もいいところに住んでいる保育士さんもいませんでした。でもやはり一番気に入らなかったのは、一緒に預かってもらっている赤ちゃんの親と知り合いになれないことでした。
  3. Garde a dominicile: nounou (保母さん)が家に来てくれるシステム。もちろん理想は赤ちゃん一人に保母さん1人なんですが、それでは費用がかなり増えるので、garde partagee といって保母さんをシェアするシステムがあります。これは Paris Services Familles Bebe Nounou などのサイトで相手を探すことができます。我々はこれらのサイトを通じてシェアする家族と保母さんを見つけることができました。色々なネットワークを通じて保母さん何人かと連絡もとったのですが、結局は既に保母さんがいる家族を見つけました。費用的には assistantes maternelles と同じくらいです。

June と一緒に預かってもらうのは、2歳3ヶ月の男の子と7ヶ月の女の子のフランス人の兄弟です。保母さんはコートジボワール出身の40代くらいの人(ちなみに assistantes maternelles independantes は北アフリカ出身の人がほとんどです)。よいお友達になれるといいのですが。

February 5, 2009

外出



最近、June との外出が増えました。と言っても、今は June のための外出ではなく、私達の買い物や食事に一緒に連れて行くのです。まだ寝てばっかりいるので、食事中もおとなしくしてくれます(食べ物を落としても大丈夫なようにナプキンを頭・顔の上に置いています)。


我が家では乳母車を買っていません。車がない我々にとって移動手段は地下鉄、電車かバス。パリのメトロはエレベーターやエスカレーターがまだあまり設備されていないため、大きな乳母車での移動はかなり不便です。そこで我々はスリングに入れて常に彼女を身に着けています。スリングなどで赤ちゃんを身に着けることは、色々な面で発育にもいいと言われているし、そのおかげか June は夜も昼もよく寝てくれます。

私が愛用しているのは、New Native のスリング。オーガニックコットンでできています。これに入れて歩くと、気持ちいいのかすぐ寝てしまいます。これは、多くあるベビーキャリアーの中でも新生児から使える数少ないものです。出生後病院から家につれて帰るのもこれに入れました。首が座るようになれば、バリエーションも増えるのですが、まだこの運び方しかできません。

私のパートナーが使っているのは、Baby K'tan というもの。これは両肩に June の体重が乗るので、すこし楽です。 これも他に色々運び方ができます。

3ヶ月となった June は、生まれた時の体重の倍以上になったためか、最近はちょっと重いなと感じるなりました。でも、できるだけ長く身に着けての外出を続けたいと思っています。