May 23, 2007

大家との戦い (5)

2月末に調停人とのエピソードがあったので、ちょっとずれましたが、もう少し続けます。

4、トラブルが起こったら:パリ市の無料弁護相談所(ADIL)

さて、職場に来ている無料弁護士相談、はっきり言って、使えませんでした。大家に手紙を書いてくれると言ってくれたのですが、そのための費用は600ユーロ。それだけ払って手紙を書いても、敷金が戻ってくる保証はまったくありません。

そこで、相談にのってもらったのが、職場の隣の部の秘書さん。彼女は離婚の経験があるので、よい弁護士を相談してもらおうと思って相談したら、彼女自身自分が大家なので、色々詳しい。2回ほど、一緒にパリ市役所の無料相談窓口(ADIL)までついてきてくれました。

ADILの弁護士に言われたのは、下記の点です。 トラブルが起こったら、簡易裁判所に行ける。これは4000ユーロ以下の問題に限ってで、無料。弁護士も雇う必要がない。ただ、裁判所はあくまでも最後の手段なので、裁判に行く前に、調停人を通して話し合いをした方がいい。

また、私の大家の主張は、根拠がない。なぜなら:
① 私は家具つきのアパートを借りたのですが、この場合、本当は契約書に inventaire を添付しなければならないようです。私の場合、そんなものはありませんでした。だから、何がないと言われても、彼はそれを証明することができない。
② 現状書には部屋が汚いと書いていない。
③ 水漏れについては、保険会社にdeclareした時点で、借主の責任は終わり。

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