October 8, 2008

フランス南部旅行:ニームとポン・デュ・ガール

フランス最古のローマ都市として知られている、Nimes。ここのハイライトはやはり、古代闘技場 Arenes です。ここをゆっくり見学するには、最低でも2時間は必要です。オーディオガイド付きで7.70ユーロと入場料がちょっと高めですが、十分価値があると思います。

ローマ時代には、この闘技場でのパーフォーマンスを見るために、丸一日人々が集まったそうです。「見て、見られる場所」として、この時代の社交には欠かせないものだったそうです。社会におけるステータスによって座れる席が変わります。朝のライオン(またはその他の動物)対人間の戦いに始まり、ハイライトは午後のグラジエーター(人間同士)の戦い。お昼休みには、朝戦った動物に死刑になった人たちを餌としてやる(!)イベントがあるけれど、これは退屈ななので、普通の人は観賞(!)しなかったそうです。

この Nimes へ Uzes から約50キロの間、水を提供した水路の一部分が Pont du Gard という水道橋。2000年以上前にこれを建てた、ローマ人の建築技術にはただびっくりするだけです。18世紀に Fragonard が描いた絵にもあるように、昔から人々はこの橋の下を流れる川を憩いの場所としていたようです。天気が良い週末の日だったので、たくさんの人たちが川で泳いだりピクニックをしたり、8月最後の週末を楽しんでいました。この Fragonard の絵は、パリのルーブル美術館で鑑賞することができます。


Pont du Gard にある La Grande Expo という施設の博物館では、橋の歴史や構造などをくわしく学習できます。ここの展示もかなりうまくできていました。昔からの「人間と水」の関係をとてもおもしろく、そしてわかりやすく、展示しています。それだけでなく、ローマ時代に建てられた、他の水道橋のことも学べます。

そこで思い出したのが、以前出張で行ったことがある、スペインの Segovia の水道橋。規模は Pont du Gard より小さいのですが、この橋は町の真ん中を通っています。この橋の下を通るたびに、何か落ちてこないかちょっと心配でしたが。ちなみに、Segovia とはその他歴史的な建物が多く残っていて、よい雰囲気の町でした。

1 comment:

Unknown said...

Segovia...
Genial blog !!!
A bientôt !
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