December 29, 2008

クリスマス・ケーキ


パリでの4回目のクリスマスでを過ごしました。2006年は日本にいましたが、それ以外年末年始はフランスで過ごしています。我が家はクリスチャンではないので基本的にクリスマスは祝わないのですが、この時期に色々店に並ぶので、美味しいものだけは食べています。

フランスでよくクリスマスに食べられるのは、オイスターやロブスター (Homard) などのシーフード、フォアグラや肉で作られるパテ、鳥のロースト (七面鳥が定番ですが、我が家ではほろほろ鳥を食べています、これはチキンより一回り大きい鳥で、とても美味しい) などで、シャンパンを飲みます。そして、もちろん、クリスマス・ケーキ。

フランスではクリスマスといえば、Bûche de Noël。切り株の形をしているケーキです。普通のケーキ屋さんで売っているのは、バタークリームでできていて単調な味で、私はあまり好きではありません。これまで色々試していますが (毎年たいてい3個くらい買っています)、私が一番好きなのは、Pierre Herme のもの。3-4人分で37ユーロとずいぶん高いのですが、その価値は十分あると思います。今年は Mogador という、パッションフルーツ風味のチョコレートケーキ (中にパイナップルが入っている) ものにしました。去年は30分以上寒い中並んで末、売り切れで手に入れることができなく失敗したので、今年は何日か前に電話で注文しました。Bûche を取りに行ったのは、Pasteur というメトロの駅の外に設置されていたテント。ここでさえ15分くらい並びました。すごい人気ですね。

さて、日本ではクリスマスというとイチゴのショートケーキですが (これはなぜでしょう?季節はずれにイチゴを食べるのもおかしいですね)、ショートケーキをフランスで見たことがありません。ケーキの定番はタルト (チョコレートかフルーツ系のもの)、ミルフィーユ、ガトー・オ・ショコラ、クレーム・ブリュレ、オペラ。それ以外のケーキはムースかクリームが主なものになり、スポンジケーキは売られないようです。

あと、たいていのケーキ屋さんで売っているケーキはあまり美味しくありません。また、普通パン屋さんで売っているケーキは避けたほうが無難です。ちょっと値段は張るのですが、我々が美味しいケーキを食べたい時は Gérard MulotLenôtre、Maison Kayser (これはパン屋ですがケーキも美味しい) などの有名なところで買っています。全て日本に進出しているお店ですね。

この季節また楽しみなのは、Galette des Rois。これは年始に食べるもので、また後ほど報告します。

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