December 28, 2009

パリ最後のクリスマス

5年半住んだパリ、来春に発つことが決まりました。4月からはインドネシアのジャカルタ勤務になります。フィールドでの勤務経験を長い間希望していたので、とても楽しみです。

そこで、パリ最後のクリスマス。我々はクリスチャンではないのですが、毎年この季節にお店に並ぶ美味しいものだけは満喫しています。今年はちょっと奮発して、3日に分けてご馳走にしました。

まず最初の日は牡蠣とエビ。フランスのオイスターは本当に美味しいのです。6年前、パリでのこの仕事のインタビューに来たとき初めてフランスのオイスターを食べ、「こんなにおいしいオイスターを食べられるのなら、この国に住んでもいいかな」と思ったのを覚えています(大学3年の時にパリ旅行へ来た際とても嫌な経験をしたので、もうこの国には来るもんか!と思っていたのですが)。オイスターは北のノルマンディー地方で養殖しているようです。また、パリの魚屋さんで並ぶえびは、マダガスカル産です。

次の日に作ったのは、トリュフのリゾット。トリュフは生まれて初めて食べました。とても香りが強いきのこです。1キロ1600ユーロしますが、普通は一人10グラムほどのようです。薄く切って、パルメザンチーズだけで味付けをしたリゾットの上に最後に乗せました。チーズは味があまり濃くないもの(マスカルポーネチーズなどの)のほうがいいようですね。スープはにんじんとキクイモ(この季節になると八百屋に良く並ぶ、Topinambourという根菜)のもの。あと、「いなかのパテ」(ぶたの内臓系のものです)とフォアグラ。 今年はフォアグラ用のパン(ナッツやドライフルーツが入っている)をモアザンで買いました。

3日目には、ほろほろ鳥を厚いホーロー鍋に入れて、オーブンでローストしたもの。このレシピは「ル・クルーゼで、つくりたい料理」という本の載っていたもので、とても簡単なので定期的にチキンで作っています。

そして忘れてはならないのが、クリスマスケーキ。去年は Pierre Herme のを買いましたが、今年は値上がりした(4人用で44ユーロ!)のと、ネットで予約できるケーキの種類が限られていたのとの理由で、 Lenotre のにしました。予約しなかったのですが、24日の朝10時ごろお店にいったらもうケーキやお惣菜を買うために待つ人で一杯。6種類くらいあった中、Mandarin というみかんとヘーゼルナッツ味のものにしました。4人用で36ユーロ。これは本当に美味しかったです。



さて、2回目のクリスマスを迎えた June ですが、今回は私達と一緒に、ほろほろ鳥、ポテト、リゾット(トリュフ抜き)、にんじんとキクイモのスープをたくさん食べました。最近とても食欲旺盛で、おいしそうにパクパク食べていました。

さて、来年のクリスマスは、インドネシア。イスラムの国ですが、キリスト教の祝日も休みだそうです。どのように祝うのでしょうね。

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